音楽からはじまる。

研究と英語のブラッシュアップ。復活します!

私の博士課程受験体験記録。

前回書いたのがおそらく1年ほど前。英語ができないくせに英語のことを書いた。目標としては『英文標準問題精講』を読めるようになって受験に望みたい、とした。さて、そんな私が1年後どうなったのかをまとめておきます。

 

結果は、博士後期課程に合格した。そして『英文標準問題精講』は取り組んでない。とりあえず目標は達成しましたが、修士の時ほど気分が良い、というわけではなく、これから取り組まなければならない研究・課題などが待っていることを考えると少し焦る気持ちもあります。なぜか。

きっと英語の点数はそんなによくない、ということ。

指導教官の先生にも「あ、気づいてた?笑」と言われた…。結果としては過去問を6年分遡ったところでムダだった。つまり、今年から出題方法が変わり、英語論文の一部を和訳、しかも2題が出されたので、私は震えながら和訳をしたのです。

でも、レベルの低い話ではありますが、去年だったらその「難しさ」にも気づけないレベルにいました。この1年は頑張った。きっと中3レベルだったのが、中堅私大レベルくらいになっていたと思う(博士課程行くのにそれでいいの?という文句は受け付けません!)。

毎日したこと

・センターの過去問(大問6のみ)

数年集めて、毎日一本ずつ眼だけで追って読むのに何分かかるかを計る。表を作って何度も繰り返してタイムが上がったかどうかを見られるようにした。

・『基礎英文問題精講』

構文編・文脈編(練習問題も含む)を何度も繰り返す。ちなみに例年の出題傾向に合わせて応用問題編も取り組んだけど結局、大学院入試は「和訳」が大事だと思う(昨年も載せたが再掲)。

・『速読英単語必修編』をCDと共に読む。

CDに追いつけない時は何度も聴く。2~4課ずつ毎日読んだ。はっきり言って初めは全くついていけなかったけど、最近はTVで英語を話している人の言葉を聞けるようになった。きっとこれは音楽が専門だからだと思う。音なら入る。字は入りづらい。

 

入試前(12月ごろから)

Z会『アカデミックテーマ別英単語~中級 人文・社会科学編』

職場の英語科の先生にどれから読んだらいいかを相談して、その課から読んだ。意外といける課と全く歯が立たない課がある。でも出題された問題に一番近かったと思う。

 

・過去問

英検準一級程度の単語が並ぶよ、とは聞いていた。大学院入試対策ブログなどでよく見かける「過去問は絶対論」は、私の中で崩れた。つまり、総合的に何でも読めればOKよ、ということなのだろう。音楽が専門分野なのに、音楽でも芸術でもないテーマが出題された。

受験の結果を受けて

私は今回の受験でほとんど英語しかしなかった。というのは昨年英語で落とされたというのが大きいし、取り組むほど自分の英語力のなさを痛感したから。でも博士課程のくせに小論文も課されて本当に頭にくる大学院だと思ったけど、小論文に関しては以下の文献しか読んでない(これも学部レベルだけど)。

 

私の場合、英語力は格段に人より劣るが、研究テーマの内容については自信があった。ここがなんとか入学できたポイントなのだと思う。

これから目指す人のために

はっきり言って「大学院ブログは役に立たない」というのが私の感想です(これも含めて)。ただ自分の記録として書きました。大学院入試は分野によっても大学によってもかなり違う。指導教官によっても違うし、受験年度によっても違う。そして過去問だって所詮、「過去」に出題されたもの。傾向と対策を練るより実力付いていれば何でも来い!ってことなのだと思う。このブログをもし最後まで読んでくれた方がいたら「この英語レベルでドクターかよ!」と思うだろうけど、基本が詰まっている方法を選択してよかったと思う。書き忘れていたけど「辞書持ち込み可」の英語受験なので。

あと、私の場合は社会人をしながら受験しているということ。仕事に心配が少ない(非常勤だが)。ストレートの方々は「このまま進学していいのだろうか」とか「就職できなかったらどうしよう」といった不安があるらしい。仕事しながら受験って大変!と思ってたけど、そうした不安はない。「落ちたら来年受ける」と思える。

「大学院受験は情報戦」と言われる中、大学院自体も変容していると思う。とにかく基礎となる力をつけていれば、知恵袋で聞かなくても済むし、そこで「レベル低いわ」とかディスられずに済む。私の環境でありがたかったのは英語の専門家が職場にいたこと。もうひとつの勤務先には同じ大学院の先生が多かったこと。そして研究テーマは高校生のころから積み重ねていたこと。これが強みだったと思う。

 

というわけで、また気が向いたら更新します。明日かもしれないし、1年後かもしれないけど。(読み直すのが面倒なのでそのまま掲載します。)

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