音楽からはじまる。

聴いておきたい音楽・読んでおきたい文献メモ。

【大人大学院受験④】研究計画書と志望理由書

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この【大人大学院受験】シリーズも4回目となりますが、前回の記事の最後に書きましたとおり、音楽系の分野での大学院受験を対象にしていますが、演奏で分野での受験は異なる点が多いので、音楽学・理論系での進学を対象にしています。ご了承ください。

前回は英語対策を書きました。

ll1405ll.hatenablog.com

さて、今回は「研究計画書」「志望理由書」の書き方です。しかし、これは専門分野によって研究法はもちろん、書き方も違った点が多いと思いますが、できるだけ共通になることを念頭に入れて書いてみようと思います。

研究計画書について

これは、まず「研究したいこと」がなければ成立しません。実は私、最初は「研究」というものがあまりよくわかっていませんでした。医学とか理工学とかの人のためだけにあるものだと思っていました(低レベルな話ですいません…)。

ただ、音楽でいえば、作品研究、作曲者と作品、演奏法の身体、基礎力を身に付けるためのメソッド研究…その他にも音楽団体の運営や音楽と文化、環境と音楽、音楽の価値等々…。他の研究領域から応用して音楽研究に生かすこともありますね(例えば、ジェンダー研究、ポストコロニアル研究、そして記号論など(私は記号論を応用しました)。しかし、これは研究方法・目的によって異なりますし、これ以上は自身のオリジナリティも必要です。ただ共通していえることは「知りたい!」「ずっと気になっていたこと」それを様々な概念、方法をもって結論を導こう!というわけです。その結論を導くためのプロセスをどうするか?ということを計画として書くのが研究計画書です。

志望理由書(研究室訪問のことも少し)

少し、研究計画書と重なる部分もありました。しかし、ここは「大人大学院受験」。自分がこれまでに携わってきた仕事、フィールドを存分に生かせることは、一番の近道だと思います(別分野の方もいますが)。例えば「わらべうただけを歌う合唱団*1」があるとして、そこでおこなわれる音楽教育について研究したいのに、そうした合唱団とコンタクトが取れるのか?もしくは合唱団はどこにあるのか?はたまたそうした合唱団が日本にあるのか?なんていうことも調査しておく必要があります。そこに関連して「〇〇を研究するためのバックグラウンドがある。だからここの大学院での研究が必要だった。」ということを書くのです。そのためにはそのプロパーである指導教官がいる大学院を志望することがベスト。いくら英語や小論文で合格点が取れたとしても、研究テーマについて導いてくれる指導教官がいなくては不合格となってしまいます。これを確認する作業が俗にいう「研究室訪問」というものですね。大学の公式HPなどに先生方の専門領域やこれまでの研究論文、著書などが記載されていますから、それらを読んでつきたい先生を探してコンタクトをと取りましょう。また、最近は「大学院説明会*2」などで指導教官となってほしい先生と直接お話させていただいて、そのあと訪問することができたりするので、おそらく昔よりは少し気持ちが楽だと思います。しかし「研究室訪問」の時もしっかり研究についての概要を整理してから伺うほうがいいでしょう。

書きかた

これはもうネットで検索したら、大学院に進学した人などがブログなどで山ほど書いています(まさに今の私状態ですが)。もう「これでもか!」ってくらいにたくさん出てきます。しかし、自分の研究したいこと。研究方法がしっかりできる土台を自分が持っている。それが整理して書かれていれば大丈夫です。多くの情報に振り回されてしまうのは、研究者の素養としてもいいことではありません。なかには「ですます調で書くのですか?」なんていう質問とかもあったりするサイトがありましたが、どちらでもしっかり書けていれば大丈夫だと思います。ちなみに社会人での受験だったからでしょうか?私はなぜか「ですます調」で書きました。体言止めでもいいですよ、たぶん。

最後に

ぼやけた書き方だな、と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、これだけは分野、領域ごとに変わるので何とも書きようがありません。ただ、研究室訪問や書きかたに書いたような内容は、ネットの情報に踊らされないようにしてください。私は結構、実際とは違ったことが多かったので、研究室訪問に関しても、遠回りしてしまった経験もしました。もしかしたらこれが音楽、という領域だったからかもしれません。ほとんどが、文学か理工系、などのサイトが多いですから。

受験の時は時間を大事にしたいですからね。これだけはどんな分野も共通ですね。しっかりした情報を手に入れる。これが一番のポイントかも知れません。

次回を一応、最終回にしようと思います。「受験勉強と仕事との両立について」です。

*1:本当にあるかはわかりません。参考までに書いた例です

*2:中には研究室訪問をおこなっていない大学院もあります。

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