音楽からはじまる。

聴いておきたい音楽・読んでおきたい文献メモ。

【大人大学院受験①】専門職を失ったので受験に踏み切る。

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ここでは音楽を中心に芸術全般のことを書くことを目的に立ち上げましたが、近年では大学院進学者、特に社会人になってからの進学者が増えています。ネットでもこうした情報が増えてきました。しかし「音楽分野で大学院に受験する」というのは、案外、インターネットの大学院入試(研究)情報だけでは、他分野と違ったことが多かったので、あえて音楽系大学院の進学について、私の経験したことしか書けませんが、それを何回かに分けて書いていこうと思います。本当に微力ですが、これから受験を考えているための方に向けて書いてみようと思っています。一回目は「きっかけ」です。

私の大学院受験のきっかけは特に、研究テーマを持っていたわけでもなく、大学院に進学したいといった気持ちをずっと持っていたわけでもなかったのです。しかもネットで「大学院受験」などで調べれば高額な塾のサイトが出てきたりするので、「とてもじゃないけど払えない」と思っていました。しかし、こうしたことを無意識に調べていたというのは、今思えば、進学したい気持ちは密かに持っていたのかもしれません。

あまり詳しく書くと別のコラムサイトでも書いたネタなので、あえてぼかして書きますが、教育の職を辞め、個人のレッスンの生徒がなぜか激減してしまったときがありました。本当に仕方のないタイミングで、私は音楽の職を失いました。私はその時、精神的にかなり参っていたので、それに加えて職を失うというのは本当にツライことでした。

ピアノ生徒さんの募集をかけましたが、そんなに一気に増えることはありません。そこで最終手段だと思っていた学校教育に戻ろうとします。そこで直面したのが「専修免許取得者」*1という条件。中・高校でも求められてきていることとは想像もしませんでした*2私の学部卒の頃は、進学校でも第1種免許でOKでしたから。時代はもう、大学院卒じゃないと採用してくれないのか…なんて今思えば狭い視野ですが、先が全く見えなってしまった気分でした。でも「だったら、大学院を受けてみようかな」と思ったのです。かなり安直な考えですが、今思えばこんなちょっとしたタイミングがそうさせました。

学部生の頃は「大学院は、演奏がうまい人が進学するためのもの」だと思っていました。しかし、大人になればそうではない、今までの経験も生かすことも武器になる。そこで私は音楽と教育に関連した分野での進学が必要だと思いました。そうした大学院の要項を見れば「小論文」「論述試験」が課せられることを知ります。実は前述した「辞めた生徒さん」の中に、「論文で入れる学科に変えるのでやめます」といって去っていった子の論文の先生のことを思い出しました。実はその先生、私のピアノの先生にお願いして探していただいた先生でした。そこで私はその論文をご指導してくれる先生の門を叩くのです。

この頃の私は、大学院受験に対してまるで理解できていませんでした。まずはとにかく音楽の仕事に戻るには、受験だ、と。高校も大学も演奏で卒業してきた私。英語が全くできない。小論文ってなんだろう?そんな受験の始まりでした。それは「貧乏」という大きな壁もともに待っているとも知らずに始まったのでした。

次は「初めて小論文を書いてみた」ということに焦点を当てようと思います。

 

*1:教員専修免許状取得には大学院修士課程(または前期博士課程)修了であることが条件

*2:他の私立校や公立教員採用試験は第一種免許で受験も採用も可能2017年5月現在

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