音楽からはじまる。

聴いておきたい音楽・読んでおきたい文献メモ。

シフのベートーヴェン・ピアノソナタ

f:id:ll1405ll:20170507231946j:plain

※Tower record on-lineHPより引用

実は、私にとって「音楽の道を志すきっかけ」というのはあまり覚えがなく、幼少から特別な専門教育も受けていたわけはありませんでした。しかし、中学生の時に受けた、のちに母校となる学校の音楽講習会を受けたことが、本当にその道に進むんだという決定打、となったといえます。

当時、母校のピアノ専攻入試では3曲の課題曲が課せられていました。その中に、毎年ベートーヴェンピアノソナタが指定されていました。ですので、講習会ではピアノ専攻志望者はみんなが揃ってベートーヴェンソナタを持ってきていました。

それまで多くの音楽に触れていたなかった私にとっては、ベートーヴェンピアノソナタに魅了されました。こんな美しい音楽があったのか、と。実はバッハにも同じ思いを抱くのですが、まず本日はベートーヴェンソナタを取り上げたいと思います。(バッハはまた後日に!)

そして、アシュケナージピアノソナタ全集のCDを親に買ってもらい、試験曲になりそうもない後期のソナタまで楽譜と照らし合わせながらずっと聴いていました。まさにその音楽体験はのちに私のピアノに大きく反映してくれるのですが、今日はかつて「バッハ弾き」と言われていたアンンドラーシュ・シフがベートーヴェン作品全曲演奏に着手し、その感想を書いてみたいと思います。本当にあくまでも「感想」にとどまってしまうのですが…。

また、断っておきたいのは、私はシフを生演奏で聴いたことがありません。ですが、彼の弾いたソナタ、30番、31番、32番のコンサートの様子をNHKで放送されていたので、前回の「芸術体験」の話と合わせると説得力に欠けてしまうかもしれませんがご了承ください。

ll1405ll.hatenablog.com

私は特に、31番のソナタが素晴らしいと感じました。


Beethoven Piano Sonata No. 31 in A-flat major, Op. 110

レクチャー付きのモノしか、公式にありませんでした。一応貼っておきます。

特に第三楽章のレチタティーヴォのような冒頭から、フーガを経て、最終的には天の高みを目指すような音楽。それをシフは本当に音楽の喜びをベートーヴェンと共に、心から祝福するかのごとくに演奏していました。その演奏の様子は今でも私の手元には残っています。

CDでも販売されていますので、購入しました(大学院入試の時、この曲を弾いたので!)。でも個人的には、そのコンサートの時の方が、作品と演奏者の精神性が融合されていたと感じさせる演奏でした。

 作品についての詳細は後日。

私はアシュケナージの演奏も本当に好きなのですが、シフの31番ソナタには心を打たれました。

今日は聴いていただきたい曲の紹介でした。ピアノばかりではなく、またクラシックばかりでなくてもいいんだよな~なんて思ったりして、まずは軌道に乗ってコンスタントに更新していきたいと思っています。

それでは本日はこの辺で。

.entry-content h3 { padding: 4px 10px; color: #111; background-color: #f0f0f0; border-left: 8px solid #1056a2; border-bottom: 1px solid #1056a2; }