音楽からはじまる。

聴いておきたい音楽・読んでおきたい文献メモ。

「芸術体験」のはなし

f:id:ll1405ll:20170506232630j:plain

最近、音楽系の多くの学校で出題される傾向に有る小論文テーマには「現代社会における芸術音楽の意義」や「文化芸術の中での音楽存在の意義」などがみられます。この「現代」を象徴するからなのでしょうか?学生(生徒)が書いてくるものには「インターネット」というワードがよく見られるのです。もちろん、インターネットの普及において、音楽配信サイトや無料動画サイトが誕生したことは、音楽文化にとって非常に有意義なことでもありました。しかし有益なことばかりでしょうか?

私はやはり芸術というのは、生の、リアルな体験を持って初めてその良さを感得できるものだと思うのです。いくら素晴らしいとされている演奏のCDを聴いても(配信サイトも同様)、素晴らしい絵画を教科書や写真集で見ても、本物には勝てない。その基本的な芸術体験を忘れないで欲しいと思うのです。

このブログのタイトルの際にも少し書きましたが、やはり私にとっての専門領域、つまり仕事にしても研究テーマ設定にしても、まずは「音楽ありき」で出発しないと、視点がずれてしまうのは、学部時代の基盤が元になっているからだと考えられます。

ll1405ll.hatenablog.com

そして、「音楽」が基盤と言い切れる(随分、偉そうですが…)には、演奏体験をしている。加えて、自分が実践しているからなのです。演奏体験をし、分析をし、理論を学習しているものが、私の場合は音楽。だからこそ様々なことに行かせることの基盤として、さまざまなことに応用できるのです(していきたい、という気持ちも込めて)。

もし、今指導している高校生が無事に志望大学に進学し、2、3年経って「大学院に行きたいな」と思った時に、本当の基盤づくりができている状態でいて欲しい。もちろん、大学で教育を受けるわけですから、もちろん今より知識も体験も増えていることでしょう。その基盤づくりの準備段階である受験期である今の時だからこそ、多角的な視点から音楽と文化のつながりを考えて欲しいと思うのです。

「リアルを体験する。」

これがなくては音楽・美術・文芸といった文化を語ることは難儀だと思うのです。

私も実はYouTubeをよく閲覧します。もちろん、世界のさまざまな演奏、また行ってないライブの「ライブ感」を少しは体感できますが、やはり、違う。

話がだいぶ逸れてしまいましたが、冒頭に書いた「現代社会における音楽の意義」の本質を問うなら、やはり芸術体験の場を増やしていくことが大切だと考えます。

前回同様、当たり前の差し支えない、もしくは誤った記述もあるかもしれませんが、しばらくはこのブログが潤滑に進んでいくことを目標にコツコツ書いてみようと思っています。

それではまた。

.entry-content h3 { padding: 4px 10px; color: #111; background-color: #f0f0f0; border-left: 8px solid #1056a2; border-bottom: 1px solid #1056a2; }